神武優里のアルポートな透析ブログ『終わらない明日へ』

透析患者で病院職員の四十路おっさん(笑) アルポート症候群の影響で難聴なのと、元々の性格から、なかなかの人見知り(苦笑) でも、透析歴30年を前に、他のアルポートや透析患者・関係者との接点を持ちたくてブログ開設しました。専門的な内容よりも、日々のなにげないエピソードを載せていきたいと思っています。

『バリバラ』を観て思ったこと

24時間テレビの裏で攻めた内容だったと評判の今年の『バリバラ』生放送。
私も観ましたよ。
といっても、生放送を観たわけではなく、木曜日深夜(金曜日未明)の再放送です。
翌日が仕事だったため、全ては観られませんでしたが(苦笑)。

難聴の私は、難聴や失聴の障がい者の方のテレビ放送に対する意見を興味深く拝見しました。

・字幕が速すぎる
・字幕を読んでいると、映像に集中できない
…などなど。

同音異義語が理解しにくい』という実例も紹介されていましたね。


『そうそう! あるある!』と激しく同意できる意見もあれば、同じ聴覚障がい者でありながら『そういう方もいるんだな』と教えていただいた意見もありました。

映像に集中できないというのは、『難聴あるある』ですね。
私の場合、聞き取れなかった分を字幕でフォローする感じの視聴方法なので(まぁほとんど聞き取れませんが😅)、番組に登場された方ほどではないにしても、たしかに映像を見逃す事が多々あります。
だから、観たい番組は必ず録画して視聴するようにしています。
遡って観られますから。

『字幕が速すぎる』と『同音異義語が理解しにくい』というのは、目から鱗といいますか、障がいの多様性を実感させられました。

特に、字幕速度。

録画放送では不自由しないのですが、生放送の字幕は、同時入力のため、内容とかなりのタイムラグがあることがほとんどです。
これは観ていてイライラします。
『字幕が遅い!』ってなります。

ただ、このタイムラグは同時入力の宿命でしょうね。
むしろ、必死に聞き取って字幕にしてくれている方には、感謝しなければいけないことかも。

しかし、字幕が間に合わず、CM等で字幕が途中で切られてしまうことには納得いかないなぁ。
字幕の表示は、CMには持ち越されないし。
ここで聴覚障がい者は、わずかな量かもしれませんが情報を遮断され、切り捨てられてしまうわけです。

CM直前に、ラジオでいう『ジングル』的なあまり意味のない映像や、CM明けに放送する話題の簡単な予告等をほんの数秒入れてくれるだけで、字幕が最後まで入力できて表示されると思うのですが…。

録画放送なのに、字幕が同時入力っぽい番組がありますね。
字幕と内容がかなりズレてる。
昔の衛星中継でのやり取り以上に内容と字幕が噛み合わない(『イッテ○!』に多い😅)。
この場合、好きな番組でも観る気が失せてしまいますね。


今回のバリバラで採用されていた、発言者2~3人に対してひとりずつ配置するという、同時手話通訳者の大量投入作戦!(笑)
あのような大人数でのトークでは有効ですね。
発言者が画面に映れば、その発言内容がほぼ同時に理解できるのですから。
難点は、カメラに映らない人の発言は、拾ってもらえないことですね。


日本語と手話の語順が異なるということを、恥ずかしながら今回の『バリバラ』で初めて知りました。
私は必要上、手話に興味がありながらも、まだ習っていません。

いつまでこの聴力でいられるのかわかりません。
私の場合、手話は覚えるべきでしょうね。

ただ、手話を覚えるにも、手話サークルに通うなどしないといけないことを考えると、なかなか一歩目を踏み出せずにいます。

教わる際の他者との会話を考えると、気が引けちゃうんですよ。
聞き取れずに何回も同じことを訊き返すことで相手に不快な思いをさせてしまうのではないか、って。
これも『難聴者あるある』じゃありませんかね?😅